コレ使っていない業者はNG!!

不正防止会員が語る コレ使っていない業者はNG!!

今日はハレバレ屋が依頼される中でも、金・プラチナのアクセサリーに関するお役立ち情報です。
いや、注意喚起ですね!
そこで、重要な買取査定の七つ道具である計量器(はかり)を紹介しますね!
今日のアシスタントは長女クロコ、よろしくね。

私は冷静な長女です。町の買取屋さんを見ると鋭い視線で情報収集をしています。。。ニヤリ
今日は計量器ですか、金やプラチナの重さを適正に測る為の道具。
業界の当たり前ですけど当たり前に出来ていない所も、ありますね。

そうそう。
業界では当たり前、でも知らない人は知らないって内容だね。(業界人でも・・・)
ハレバレ屋は遺品査定士の『不正防止会員』でもあるから、こういった情報はしっかり広げていきます。
『捨てずに誰かに使ってもらいたい』
そんな思いを踏みにじるような輩と関わらない為にも、ぜひ読んで見てください!

買取査定の七つ道具

  • スマホ(ノートパソコン・タブレット)現在は邪魔にならないスマホが主流
  • 名刺とスマイル
  • 古物商許可証(行商従業者証、代表以外はこちらが必須)
  • 買受伝票
  • ルーペ (倍率は10倍 それ以上は逆に使いずらい)
  • 計量器 
  • 水と容器

これがあればほとんどの品目は査定可能です、太字は法律上でも必須です。
挨拶と同時に許可証の提示はするべきだね。
買受伝票も『現在』の法律に沿った内容でないとNG、主に『特商法』『インボイス』の2点が記載されているかは確認しよう。

ハレバレ屋はオールパスですね。。。特にスマイルは。。。ニヤリ
今回の計量器も法律上必須なのですね。

・・・
そう!太字は古物商法上で必須なんだ。
そして計量法上で必須の計量器。
なぜ法律があるのかに関してはここでも紹介してるけど、今日は実務上のお話ね。

ハレバレ屋の愛用計量器

ハレバレ屋の愛用計量器

同業さんで、計量器について知らなかったよ!

という方は、産業技術環境局 計量行政室 経済産業省のサイトで検査方法等確認してみてください。

ハレバレ屋が愛用しているA&DさんのEWシリーズ
コンセントが必要なタイプで査定先で電気をお借りして使う事が多いけど、たまに電気も水も通っていない場合もあるから、そんな時は車内の電気を使う事も。
ある程度の重さの物も正確に計ってくれるよ。

それより代表。
一番気になってたんですが、『水と容器』ってどういうことでしょう?

そうだね、イメージ沸かないよね!
実は重さをはかる為の計量器、そして比重をはかる為の比重計っていうのがあるんだ。
下の画像を見てみて。

比重計

計量器

正確な査定には①正確な重さ②比重値の確認が必要です。
①については言わずもがな、1gで1万円前後変わってくるので0.1gも大切ですね。
②についてもとても重要で、例えば一番多いK18刻印のアクセサリー。
金の含有率が刻印されてて、金が75%含有されてますって意味の刻印があっても、実は70%しか含有してないっていう場合があります。意図してそうなっていたり、悪意があってそう作られたりもあってね。
それを正確に判別する為に、比重計に水を入れて体積を計測した数値を下記の比重表に当てはめて査定根拠にします。ややこしいね。

ん〜、理科の実験を思い出しました。
ここまでしてやっと『正確な』査定が可能になるんですね。

金の比重値

比重値
K2419.13~19.51
K2219.13~19.51
K2016.03~17.11
K1814.84~16.12
K1412.91~14.44
K1011.42~13.09

プラチナの比重値

プラチナ比重値
Pt100021.24~21.66
Pt95019.84~20.85
Pt90018.61~20.08
Pt85017.53~19.38
Pt80016.56~18.72
Pt75015.70~18.10

その他の貴金属の比重値

その他の貴金属比重値
10.53
8.93
ロジウム12.44
ニッケル8.90
コバルト8.85
ルテニウム12.41
パラジウム12.02
アルミニウム2.70
7.87
11.36
スズ7.30
亜鉛7.13
チタン4.51

店舗で買取をする場合は、この『水』を使用した比重計で計測するんだけど。。。
出張買取では比重計は持ち歩けないからね、下記のような計測方法を取ります。

比重計を使わない場合の比重計算方法

  1. 金製品の重さをはかりで量る
  2. 容器に水を入れ、はかりに乗せる
  3. 金製品を糸で吊るし、容器の中に浸す
  4. 金製品の重さを体積で割り、比重を計算する

査定の際は
①計量器で正確な重さを見ます
②比重計算で正確な比重値を見ます
※③アクセサリーの場合、比重値は数%下がる傾向があることを踏まえて査定します。

え、アクセサリーはなぜ下がるのでしょう???

既製アクセサリーは金やプラチナの貴金属のままでは弱かったり加工の問題があったりします。
金やプラチナの比重を下げる事でアクセサリーという製品にしている事も多くあるんだ。
これを知らない業者の場合、算出した数値からK18をK14だと言って査定額が下がるばかりか刻印と数値が違うから『貴金属ではありませんね』といって、普通のアクセサリー扱いにしちゃう悪徳業者もいるんだよ。

誤魔化して大切なものを取っていくなんて、そいつぁ許せねぇ。。。ですね!
今回はその注意喚起も含めてますね!

そういう業者もいるのは事実、金・プラチナ高価買取中!大手も含め大きく宣伝するわけですね。
査定を任せて、ちょっとでも不安を感じたら
『比重値をいくつでしたか?』
って質問をするといいよ、あたふたしたり曖昧な回答だったらすぐ帰りましょう!!

まとめ(注意喚起)

  • 貴金属の査定額は重さと比重で決まる!その方法を知っておくべし!
  • 比重値を聞いて答えられない業者からは逃げるべし!
  • 比重値を出さない、比重計を使わない業者からも逃げるべし!

今年は他の買取屋さんを経由してハレバレ屋へご依頼。というお客様がとっても多かったですものね。
ちょっとキャパオーバーになってましたね、代表。

そ、そうなんだよ。
そこで近隣のおすすめ店のご紹介。
ハレバレ屋は千葉県流山市・柏市を中心に遺品査定士として査定の日々を送っています。
流山おおたかの森駅の徒歩圏並木質店 流山おおたかの森店さんがあります。
ハレバレ屋の出張買取が予約待ちや希望日に予約が埋まっている際は、安心の並木質店さんを利用すると良いと思いますよ。

地域業者さんとは仲良くしていますしね!
ということで、今後もみなさんにも良い情報を届けていきますね!